感動ポルノ
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最近なんだか涙もろくなってきました。
リオオリンピックの日本選手は逆転での勝利が多かった。
そんな時は前後の文脈など関係なく鳥肌とともに涙が出ます。
その選手の努力をおもんばかったりして、ストーリーを補完しちゃう。
その反面、主人公がはじめから重い病気にかかっているとか、子供、動物の可哀想な話とかそういうのには白けた気持ちになってしまうようにもなりました。
そういうお手軽お涙ちょうだい話が多すぎて、食傷気味なんです。
毎年お馴染みの24時間テレビの裏で、天下の国営放送がスゴイ番組やってました。
タイトルは、バラバラ 検証!「障害者×感動」の方程式。
この番組の中で紹介された言葉、感動ポルノ。
TEDで障害を持つスピーカーが、初めてこの言葉を使いました。
障害者への配慮によって、感動的な何かと結びつけるのではなく、健常者が自分より悪い状況の人は沢山いると安心する為の感動なのではないか。
そう述べています。
悪天候の富士登山を下半身麻痺の少年にやらせる必要はないし、パーフェクトヒューマン等というこの場面では皮肉とも取れるタイトルの曲をダウン症の子供に踊らせる必要もない。
24時間テレビの一番の問題は、制作費が寄付よりも多いということ。
ということは利益は制作費よりも多いんでしょう。
チャリティーだからスポンサーは集まりやすいしね。
出演している芸能人には多額のギャラが支払われ、一部の芸能事務所が総合司会の大役をいつも独占している。
あ~スッキリしない。
障害者の90%は「感動ドキュメンタリー」が嫌いなんだというデータもあるそうです。
ただ、どんなに儲かっている人が裏にいたとしても、24時間テレビの募金が億単位になっているという事実はまぁあるわけです。
そうなると必要悪であると言えなくもない。
僕は見ていられない気持ちになるので見ません。
でも今回はレイパーの代役の顛末が見たくてスペシャルドラマだけ見ちゃった。
下世話だなぁ。