Chasin' the Sound 5th

サックス(フルート)/ サウンド・デザイナー 栗原晋太郎のオフィシャルブログ

TryAngle PanicのNEWアルバムRec.


f:id:saxman220:20170919193532j:image

TryAngle Panicというユニットに参加させてもらっています。
先日、彼らのNEWアルバムのレコーディングにも参加しました。
昔はインディーズとか自主制作なんていうと、そんなにいいイメージなかったけど、今は違う。
このダイバーシティの時代、個人や独立系でもやり方次第では多くの人に音楽を届けることが出来る。
クライアントがいるとか、レコード会社の意向がどうとか、所属事務の強い弱いとか、そういうのが個性をスポイルしている事例をたくさん知ると、この形での活動が一枚のアルバムとして日の目を見るのはホントに素晴らしい。

似ていないという事は、何にも変え難い事。
しかし、沢山の人から支持を得るには何かに似ている事は大事なこと。
ジャンルなんかはその際たるもので、音楽に簡単にソートをかけ、レッテルを貼ることで、同じジャンルが好きな人の注目を集めようと試みる。

 

もう似てなくて良くない?と腹はくくれないものか?
彼らはやってのけた。
それもとても自然な形で。

 

〇僕が考える誰かに似てないものの作り方。

マイペースこそが独立系の特権。
基本が家内制手工業だからじっくり制作に時間をかけられる。
しかし、時間がありすぎると人間堕落して、作ろうとしなくなる。
でも急かされるのは好きじゃない。
人気なんて出なくていいなどとも思っていない。
だから、ライブとかアルバム制作とか〆切を自らに課して活動を続ける。
誰かと比べない事に少しずつ慣れていくために、音楽を全く聞かない時期をつくったりする。
嫉妬とかやっかみからの開放を求める。
自分は自分であること、でしかないことを真新しく発見する。
そうやって何年か経つと、気付いたら内向きに深く掘り下げている事に気づく。
ふと見つける鉱脈。
まだ誰も見つけてない鉱脈。
さあ、掘るんだ!
見つけてもまだ焦らない。
汗一つかかない。
ようやく形に出来たらしめたもの。
出来なかったら振り出しにもどる。
そんな中でようやく一つの個性が産声を上げる。
もうなんか誰にも似てない音楽が出来あがる。

 

 

是非一度、TryAngle Panicのアルバムをじっくり聴くか、ライブに足を運んでください。
新しいのはいつできるんだろう。
Facebookに彼らのページがあるので、是非チェックしてみて。

  https://www.facebook.com/TryAnglePanic/