Chasin' the Sound 5th

サックス(フルート)/ サウンド・デザイナー 栗原晋太郎のオフィシャルブログ

大震災

110312_震災当日 写真は震災直後の空模様。 地震が来ると、いつ大地震が来てもおかしくないという先入観からか「ああ、今度こそダメだ…」とかいつも心の中で思ってしまう癖がありました。 もちろん今回も思いました。 はじめは横揺れから。以下、心の声。 あっ、地震だ。 このままでかくなったらもうおしまいだな~。(ホントは思ってない) おっ、今回のは長いぞ。 えっ、ちょっとマジででかいぞこれ! げっ、立ってられないじゃん。 テっ、テーブルの下にもぐらなきゃ。 えっ、こうやってあっけなく死んじゃうのか? うあ~~~、これ大地震だ。 こんなビルひとたまりもないよ。 たぶん一生忘れない、数分間の記憶。 その後すぐに嫁に電話したけど、携帯はすでに全く使い物にならない状態。 何回も何回もリダイアルしてようやくつながった。 身重の嫁はどうにか無事。 携帯のワンセグTwitterだけはすごく安定していた。 電車の類はすべてストップ。 タクシーはつかまらない。 徒歩で帰るという選択肢を全く忘れていた僕は、近くに住む人から「そこなら歩いて帰れるよ。」と言われ目から鱗。 次の瞬間には歩き出していた。 なんで気がつかなかったんだろう。 都会生活しか知らないからだな。 途中ビルのガラスが割れて落下していたり、解体直前の建物が崩れてしまっていたり。 Twitterで周囲の状況をつぶやきながら、嫁の待つ家へと歩を進めた。(これは嫁を安心させるためでもあった) 何がなんだかわけがわからなかった。 こうして震災から4日目の深夜にBlogを書いている時点で、死者が4000人を超えて、5000人に届こうとしている。 僕は帰宅困難状態になったときのシミュレーションなんて考えたこともなかったけど、今回はちょっとだけどんな事かわかった。 もっとパニック状態になっていたり、瓦礫の山がたくさんあったり、橋が落ちていることも考えないといけない。 被災された東北地方の皆さんは本当に大変な状態にあるのだろうと思う。 テレビの放送で今回の地震の有様がわかってくると、次は自分たちの番なのかもしれないと思ってしまう。 さらに、原子力発電所の状況が気になる。 一番危険なプルトニュームを燃料としている3号機を破壊させてはいけない… 自分に何ができるんだろう? とりあえず不要な電気を消そう。 今のところそれだけか。