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Chasin' the Sound 5th

Sax/Fl Player, Sound Designer 栗原晋太郎のOfficial Blog

ドラマ「カルテット」と映画「LA LA LAND」

Life 音楽

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 宮台真司さんの映画評( ネタバレ注意!宮台さんが語る【ラ・ラ・ランド】 - YouTube )はネタバレが危険なそうなのであれなんですが、ここでのお話はとても面白い。

 話題の映画「LA LA LAND」には表現者へのメッセージが込められているという。本当はアートをやりたいけど、現実には聴衆はみなエンターテイメントを望んでいる。エンターテイメントによって、非道い現実を忘れさせてくれるという事が、ミュージカル映画の機能としてあるんだとすれば、現代においてそれを表現するのはなかなかに難しい。人生のある場面で、ああしておけば今とは違った生活になったのではないかという仮想。それを選択することは現実問題として難しかったという人々への忘却の提供。LA LA LANDのラストは人生をやり直すシミュレーションを物凄い密度でみせる。有り得たはずの未来をみせる。でもそれは夢の中でのデ・キ・ゴ・ト。

 
 一方、話題のドラマ「カルテット」は、様々なバックグラウンドを持つ4人の大人が音楽(クラシックの弦楽四重奏)を軸に集まり、それぞれの人生を昇華させていく物語。素晴らしい脚本で、毎回本当に楽しみだった。
 最終回では、ある意味のファンからの手紙で、才能のないあなた達が音楽を続けていく意味を問われる。「LA LA LAND」と同様、表現者へのメッセージとも受け取れる。
 
 音楽におけるポップスとは、構造は単純であり、メッセージに深みを持たせない方向に舵を切る。分かりにくさは、ポップスの敵でしかないからだ。しかし、人の心とはそんなに分かりやすくはない。その意味で、万人にとって普遍的なことは実はそれほど多くないんじゃないか。生活に疲れた人々は、そんな事を考えない…。
 
 「カルテット」の主人公は、カルテットのメンバーが夢を趣味に出来れば幸せになれるとの発言を遮り、それについての意見は述べず、大きなホールでのコンサートをやろうとを申し出る。メンバーはその決定以降、また再び音楽に集中しはじめる。
 答えなんて一つに限らない。ハッキリさせることの無意味さ。今そこにある現実だけが真実なんでしょう。だからミュージシャンは音をだす。何十年もの練習で得られたそれぞれに最高の音(一瞬で消えてしまうあまりにも儚い音という媒体)を頼りに、生きる。
 
 劇中のカルテットの名前「ドーナツホール」というのは絶妙なネーミングだ。ドーナツの穴を欠損として捉えた上で、欠損がなければドーナツ足り得ないという事実を芸術家の姿に重ねているんでしょう。
 
 僕はこの2つの物語から、いろいろ学んだ気がしています。それは僕自身が表現者でありミュージシャンであるからなのかもしれません。

花粉症ではありません。

Life

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 自分は花粉症ではない、はずだ。毎年この時期に目が痒いのは、花粉症のせいなんかではない。

 僕が聞いたところでは、花粉症のアレルギー反応はコップに注がれる水のようであるらしい。個人差はあれど、一定以上のアレルゲン(この場合は花粉になる)を浴びれば、注がれた水が溢れ出すようにアレルギー反応が現れる。

 鼻はなんともない。ただ、無性に目が痒い。これは花粉症のせいではなく、例えば乾燥する季節がそうさせているに違いない。

 いいか、自分を騙すんだ。認めたらそれで終わりだ。絶対に花粉症なんかではない。だから医者に相談なんてもってのほかだ。自分から認めてどうする。本当の花粉症患者に対して失礼だと思わないのか?

 彼らは本当に日々苦しんでる。僕が感じているそれっぽい、そうではないことなんて全然序の口じゃないか。コンタクトの装着感が悪いから、本番直前まではしないほうがいいことだって僕は知ってる。

 とにかく僕は花粉症じゃない。断じて認めない。

夏草や 兵どもが 夢の跡

雑感


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  まずはこちらの記事。
リオオリンピックの会場が半年で廃墟化 - GIGAZINE
 人間もまた自然が作り出した自然の一部であるとするなら、自然にとってはやはり癌細胞に近い存在なのかもしれません。
 税金使って、馬鹿騒ぎして、どうにか終わったと思ったら、たった6ヶ月でこのザマ。
 日本では、前の東京オリンピックを皮切りに高度経済成長の波にのって先進国の仲間入りをしました。その意味では意義があったのかもしれませんが、そうそう上手くいく国ばかりじゃない。
 今度の東京五輪はどうでしょうね。主に金銭にまつわる問題山積で、始まる前からゲンナリさせられてます。やめればいいじゃん、と、単純に思ってしまいます。
  オリンピックの精神とは、「スポーツを通して心身を向上させ、文化・国籍などさまざまな違いを乗り越え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって、平和でよりよい世界の実現に貢献すること」だそう。本当に理想を夢想した様な文言。
  ドーピングしてでも勝ちに行く。国家ぐるみでそれをやる。ある競技ではあまりにも毎回勝ちすぎて負けて取った銀メダルに喜べなくなったり。
  人間の欲望って凄い。成長させるのも欲望なら、一番汚い部分もまた欲望。

JASRAC、日本の音楽をつぶすのか?

音楽 雑感

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 先ずはこのニュース。

www.asahi.com
 このニュースを見た瞬間、反吐が出ると思ってしまった。JASRACはどこまで日本の音楽をつぶしたいのか。教本として出版されている譜面からはまぁ、徴収されても仕方ないかなとは思うが、教育の現場からは全くのナンセンスだ。
 音楽教室というのは、音楽に興味を普通よりも多く持っている人が行く場所です。音楽にお金を払ってもいいと思っている人達です。つまり、周り回ってJASRACにとってもお客さんなわけですよ。
 例えば今回の件が法的にまかり通ったとして、結果として月謝に跳ね返る。すると何パーセントかの人達は教室から去ることになるでしょう。もしかしたら、他の娯楽にお金を使っちゃうかもしれない。
 そんなのは雀の涙だと思っているのかもしれないが、その人の子供が音楽を知る機会を奪ってしまうのかもしれない。親が音楽好きなら子供もそうなる確率は高いでしょ。


 権利だ権利だって言うのは簡単だけど、基本どんぶり勘定のこの団体は作家への支払いもどんぶり勘定。諸場代払えとまくし立てるヤ○ザとそんなには変わらない。

 集めた資金はどうやって分配されるのか。マニアックな音楽をマニアックな店がかけているとして、どうやってそれをカウントするのか?それは事実上不可能だし、同様にそれを公平に分配することもまた不可能。どんぶり勘定はみんな仕方なく了承するしかない。それにつけ込んで、今度は音楽教育からお金を取ろうとしている。日本から音楽を取り上げようというのか。

 

 ダメ、絶対。

2/1 Duo Live at The Deep銀座

告知 動画

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今年初めての銀座The Deepでのライブは2/1(水)です。
今回は初共演のピアニスト、ぱくよんせさん。
ここThe Deepでは全くの初共演というDuoも多々あり、毎回当日が楽しみなのです。
基本的にプロレスと一緒で、はじめは様子を探りつつ相手の出方やタイプを脳内で検索し、こちらも徐々に距離を詰めていきます。
人によっては一気に距離をちぢめてドロップキックを浴びせたりしますが、その辺はライブで楽しんでもらえればと思います。

The Deepでのライブ、今年もスタートします。
昨年の告知で好評だった、プロモーション動画もアップしました。


'17 2/1(水) Duo live@銀座 The Deep ~Bye bye blackbird
楽しくて刺激いっぱいのライブにしていきますので、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
m(_ _)m

2/1(水)The Deep @銀座
栗原晋太郎(Sax)
ぱくよんせ(Piano)
The Deep - Jazz & Soul Bar 銀座

中央区銀座6-3-12数寄屋ビル4F
tel: 03-3571-9277
東京メトロ銀座駅徒歩3分、日比谷駅徒歩4分、JR有楽町駅徒歩4分

Music Charge: 2800
Table Charge: 500
※前日までの予約、女性グループ、学生TC無料
※ドリンクorフード2品以上オーダー制
Open: 19:00~
Live Time: 1st 19:30~、2nd 21:00~、3rd 22:30~(入替無し)

謹賀新年

Life

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 あけましておめでとうございます。
 今年のお正月は例年になく暖かで、拍子抜けでした。

  昨年は次男を授かり、お陰様でよい年となりました。相方の育休も半分をとうに過ぎ、僕たち家族は新しい局面を迎えつつあります。  僕の家族の人数はこれでFixです。

 そうなれば、色々と考えやすくもなります。
 僕の相方は、もっと自分に投資しろと言ってくれます。無論、無駄遣いの容認ではありません。必要なことにはケチるなという事です。

 であれば、今年こそは何かの元年にしなければと思うのです。

  読者の方々におかれましては、今年一年僕がこうしたネットメディア上においても、現実においても、万が一これまでと違う動きがなかったら、ツッコミを入れていただけないでしょうか?ははは(笑)、そんな面倒な事出来ませんよね〜。

  いろいろ気にせず、とにかく何か動き出そうとムズムズしてるのです。
 僕ができることは、そんなに多くはありません。限られたリソースの中で何ができるのか。24色の色鉛筆ではなく、12色でどこまで出来るのか。僕はそういうのが、意外と得意な方だと思っています。

  今年初めてのBlogは初めてGetしたiPadで書いてみました。この液晶のキーボード、嫌いじゃありません。指先がパタパタと鳴るのが聞こえる、子供も寝静まったこの時間。大切にしていこうと思います。

End of the year

Life

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今年一年もあっという間に過ぎてしまい、改めて驚いています。

年をとると時間感覚が若い頃より早くなることはよく知られています。
このままその感覚が続けば、体感として、残りの人生は短く感じる。

ラジオで一年12ヶ月、夏の終わりから年末までが特に早く、なんだか毎年2ヶ月くらいは損してる様な気がすると言ってましたが、ホントにそう。
秋が短いせいもあるんだろうけど。

時間はあっという間に過ぎていく…

今年は7月に次男を授かり、嬉しくも慌ただしい一年でした。
乳幼児は初め何も知りません。
自分に手があり、足があることも初めは知らない。
徐々に気付いていき、毎日が人生初だらけ。
首が据わり、見ることを楽しむようになった今、いつも側にいるこのオジサンはいったい誰なんだと思ってるんだろうなぁ。

このblogもどうにか一年続けてこられました。
週一更新を目標にしていましたが、それは無理でしたねぇ。
でもまぁ、初めての動画投稿も果たしたし、また来年もこんなペースでやっていきます。

今年最後のぼんやり回でした。
With best New Year’s wishes.