Chasin' the Sound 5th

サックス(フルート)/ サウンド・デザイナー 栗原晋太郎のオフィシャルブログ

秋葉原。

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ラジコンを中学時代に夢中でやっていて、ホビーラジコンの専門店がある秋葉原には何度となく通いました。
まだメイドカフェとかアニメショップなどはなく、家電を取り扱うお店とコードやコネクターなどの電気部品のお店がほとんどでした。
当然、客層はおじさんばかりで中学生の僕はそういう雰囲気も嫌いじゃなかった。

先日家族3人でどういうわけか秋葉原に出向きました。
するとGWの中日だったせいか、そこはものすごい人でした。
普段秋葉原に行くとすれば、自作のパソコンを3~4年に1度程度見直しているので、その時期だけです。しかも目的の店にしか行きませんし、用事が終われば即帰ります。

久しぶりに、行った秋葉原はなんだか全く違う街になっていました。
客層も若いアニメ好きっぽい男性と自撮り棒を持った外国人観光客がほとんどで、家族連れなどはほとんど見ません。
街にはアイドルソングやアニメソングが常時かかっており、巨大な萌えキャラのイラストがそこかしこに…、それだけでちょっと怖くなってきます。
客引きのメイドさんの間に、昔からそこにいたであろう電気部品店のおじさんの方が、なんでここにいるの?的な雰囲気に包まれている始末。
平日の通勤ラッシュを思わせるほどの人混みで、身重の嫁はもう二度と来たくないと漏らしていました。

あの昭和の、のんびりとした秋葉原はどこへ行ったんだ?
巨大化したオタクの街、秋葉原には独特のエネルギーに満ち溢れ、ついていけない者を拒んでいるようです。
もともと興味のなかった分野ですが、アニソンや美少女アニメっぽいイラストを見るだけでちょっと今は嫌悪感を覚えるようになってしまいました。
少しすれば落ち着くでしょうが…

今更なんでしょうが、これは単なる一過性のブームなんでしょうか?
異様と感じた自分のほうがおじさんになってしまったということなんでしょうね…。