緊張に打ち勝つ方法
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アメリカのプレゼンテーションイベントTEDをよく見ています。
今回取り上げるのは、ハーバードビジネススクール准教授エイミー・カディー(Amy Cuddy)さんです。テーマはボディランゲージ。プレゼンのタイトルは…
Your body language shapes who you are
(ボディランゲージが人を作る)
彼女は2分間姿勢を変えれば、人生が大きく変わると言う…。
これは興味深いでしょう。
ボディランゲージとは非言語行動であり、他人の受け止め方だけでなく、自分の考え、感情、生理にも大きな影響を与えるものだといいます。
動物は体を大きく広げて手足を伸ばし、大きく強くみせます。たとえ実際には弱くとも、いざ戦うとなればそうするものです。
これは人間も同じで、強さやパワーを誇示するポーズを自然に取るものだそうです。
陸上のウサイン・ボルトは勝利を決めると両腕をV字にし.顎を少し上げます。
実はこのポーズ普遍的に皆やるポーズらしいのです。生まれつき目の見えない人でも(そのポーズについて知らなくても)、スポーツなどで勝った時にこのポーズをしてしまうと言います。
逆に無力感のある時には、縮こまり、体を小さくする。
幸せな気分になる → 笑顔になる
パワルフな気分になる → 堂々とした態度をとる
これは自然な流れです。
では、これを逆の方からやったらどうなるのか?
パワーを感じる時に影響する、テストステロン(支配欲)とコルチゾール(ストレス)という重要なホルモンがあります。
猿山での調査では、ボス猿の交代が行われると、交代した猿のテストステロンは激増し、コルチゾールは激減する。体が心を作る。役割が心を作るとも言えます。
この役割を変えるという事を2分だけやったらどうなるのか?
例えば、強い人がやるポーズを2分だけ取ってみる。
もちろん、この先生は実験しました。
結果は予想通り、たった2分で重要な2つのホルモンに大きな影響が出ました。
とにかく2分間、人から評価される場面(面接、プレゼン等)に臨む直前にエレベーターでもトイレの個室でもいいからパワーポーズを実践する。強い人のふりをする。それだけで実際にホルモンが出たり引っ込んだりするんだそうです。
Fake it 'til you become it.
それが自然になるまで強い人のふりをし続ければ、いつの間にか人は実際にも強くなっていく。
面白いなぁ。
僕自身は、どちらかと言うと足が震えて止まらないような緊張はしないタイプです。しかし、この方法実践させていただきます。
写真は代表的なパワー・ポーズです。
(息子のおもちゃ借りました)