誕生月に思う
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年をとるという事は単に死に近づくということですから、常に恐怖の中にさらされていてもおかしくないような気もします。しかしもちろん、僕を含めた死を実感できない世代には、誕生日の度に死に近づいているなどと実感する人はいません。
ただ、年々若さが失われているという事には気付く。
はじめて読んだ村上春樹作品は「ノルウェーの森」でした。あの世界観になんとなくふんわりと包まれて、それだけで楽しめた。なので僕は村上文学を楽しめているという喜びに包まれていた。
しかし、最近の映画化に伴って久しぶりに読み返してみると、あの頃とは全く違った感情が自分の中に湧いてきた。
あれ、俺分かってた気になってただけかも…。
全く違った心象風景が自分の前に広がって、ありゃ?という感じでした。
さらに加えて、今思っていることもこの先また10年を経たら大きな変革があるのかも。さて、どんな風に感じるんだ?
これはあらゆることに感じる。
特に音楽には顕著かも。
なので、誕生月に思うことはその年齢での発見を楽しめという事。
「ノルウェイの森」に関しては、さらにその世界が好きになりました。確かに残酷な青春群像でした。
そして感情は毎年更新される。