和太鼓奏者、友野龍士くんがくれたもの
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先週末、和太鼓奏者友野龍士君のコンサートに出演してきました。
彼は才能豊かな若いミュージシャンであり、知的障害と共に生きる人でもあります。
初めて出会ったのは1年前。
天真爛漫なキャラクターでテンション高く、初めてのサックスとの共演を楽しんでいたようです。
昨年のこのBlogの記事↓
http://saxman220.blog94.fc2.com/blog-entry-72.html
http://saxman220.blog94.fc2.com/blog-entry-73.html
この一年で彼の成長は驚くべきものがあります。
と簡単に言ってしまいましたが、この一年の彼には様々な新しい経験をしたらしいのです。
中でも日本を代表する指揮者、小林研一郎氏との共演は素晴らしい経験だったそうです。
21才の彼に大きな体験が次々とやってきたんですね。
そして一年ぶりに再会して今回のリハーサル。
ミュージシャンとしての成長はすぐに気付かされました。
そして、より高いステップへの好奇心にも気付きました。
技術的に彼にできないことはもう無いと判断して、今回の一つのステージを前回のそれよりもレベルアップさせるべくいろいろ提案しました。
彼の反応はすごかった。
たぶん、欲していたんだと思いました。
まるでスポンジに水がしみこんでいくように、アイデアをどんどん吸収しそして自分のものにしていっていました。
音楽をやっていてよかったと純粋に思いました。
アメリカ留学の時もそうだったけど、音楽が言葉を超えたと思えることが本当に多かった。
彼と出会えたこと、そしてひとつのステージで一緒に音楽をつむげたことが本当に嬉しかった。
そして絶え間なく彼を支え続けるお母さんの姿勢に本当に打たれるものがありました。
「いろいろな方に助けてもらいながら楽しみを分けて頂きながら、心豊かに暮らしてほしい。」
彼のお母さんから彼への言葉です。
これは障害を持った彼へだけの言葉には聞こえませんでした。
今という難しい時代を生きるすべての人への言葉に聞こえてなりません。
太鼓大好き小僧「龍士」のままの部屋
和太鼓奏者 友野龍士の情報室
ありがとう、龍ちゃん。
俺も負けないように頑張るよ!