Chasin' the Sound 5th

サックス(フルート)/ サウンド・デザイナー 栗原晋太郎のオフィシャルブログ

携帯見直し

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3GSの時代からずっとiPhoneユーザーで、せっかくあたためてきたドコモを解約してまでSoftBankに乗り換えた口でした。
2年しばりの谷間をむかえ、iPhone7の発売もあっていろいろと検討しました。

っていうか、携帯代って高すぎる。

その結果見えてきたのはこの答えでした。
地下鉄に乗ると、時々見ていた格安スマホの広告。
知識ゼロからいろいろ掘っていきました。

日本の携帯は通信に必ず使うSIMと呼ばれる部品を特定のメーカーでしか使えない仕様にして、選択の自由を奪ってきました。
複雑すぎる契約内容を目くらましに、お年寄りをはじめ、詳しくなくて、そういうのを面倒と考えるユーザーが割を食う。

それと、appleという会社の殿様っぷり。
性能がいいのは当たり前。
だって、ものすごく高価なんですから。
iPhoneの値段出せば、最新式の冷蔵庫が買える。
役に立つのは絶対冷蔵庫でしょ。

これ以上携帯なんかにお金を出したくなーい。

そこで、格安スマホと格安SIMの検討に入りました。

まず、スマホはPC同様、自分の使用目的とのバランスが大切。
自分の場合で言えば、SNSとメールが出来ればほぼ満足。
ゲームもそれ程はやらないし、はっきり言ってiPhoneほどの性能はいらない。

iPhoneには選択肢がないので、他を当たってみました。
そしたら、あるはあるは。
大体iPhoneの1/3くらいの値段で、十分な高性能を誇るモデルはたくさんありました。
その結果選んだのはASUS社製、Zenfone3。
これですら、少しオーバースペックかも…。

そして、格安SIM。
これは安い。
実際に使い出して、これまでと比較してもなにも困ることはありません。(渋谷の昼12時台は遅さが目立ったけど)
値段は僕が選んだNifmoという会社だと、ひと月1,600円で3ギガまで使えます。
じゅ、十分過ぎる。

差額で、飲み代が出そう。
最高です。

先日も身内が携帯ショップにややだまされました。
正確には、よく分からない物を即決で決めてしまう方が悪いんですが、長時間の説明に嫌気がさして決めちゃったと言います。
それも作戦でしょう。
納得いかなければいったん持ち帰る勇気は欲しいものです。

外で使わないiPadを、本体代0円でいいからと、月2,500円×2年間の契約を組まされた。
appleのHPには同じ商品のWi-Fiバージョンが40,000円台前半でのっている。
同じものをそのショップでは6万うん千円でうっていて、大分お得だと説明を受けている。
確かにその携帯業者のHPにはその様に書かれている。
これって詐欺っぽくない?
しかし、面倒くさくなった身内はもういいやとばかりに買ってしまう。

同じ様な事はそこかしこにある。
だまされないために肩肘張らないと現代社会は乗り切っていけないんですな。
疲れます…。

何が芸術だ。

もちろん世間はアメリカ大統領の話題で持ちきり。
僕も激しく関心あるけど、今回はこれ。

matome.naver.j
先日の東京デザインウィークでの木製ジャングルジム型作品での死亡事故。
5歳児を持つ身としては、このニュース恐ろしすぎます。
自分も同じ状況なら子供を遊ばせていた。

木くずで装飾された木製ジャングルジムはLEDでライトアップされるはずのところを白熱電球が使われていた。
当たり前だが、それでは発火は免れない。
ジャングルジムは構造上、中で遊べば逃げにくい。
子供は大変な苦痛の中、命を落としたんでしょう。

許せない。
ほんとに許せない。

でも今回の視点はあえてそこではありません。
芸術というものの無力を感じたのです。
どんなに優れたデザインでも、人の命を奪った瞬間その価値は永遠に失われる。
ハッキリ言って、今回のこの作品がそんなに優れたデザインなのかは怪しい。
パクリなんて噂もあるくらいだし…
その上、子供の命が失われている。
芸術なんて言葉はほんとにおくびにも出して欲しくない。
自由な表現とかそういう言葉も完全NG。

僕は曲がりなりにも芸術を志す者です。
でもこうなってしまっては、何が芸術だと。
芸術とは、どんな形であれ、美しさを追求するものなんだろうと思います。

美しさってなんだろう。

答えを求めて、命がけで追求する人もいます。
でもその作品で、人の命を奪う結果になったとしたらそれはゼロです。

責任はどうやって取るのか。
取れっこない。
たとえ死んで詫ても、遺族は浮かばれない。

表現の名のもとであれば、ほとんどなんでもできるのが民主主義の大切な所。
でもね、失われた生命はもう戻らない。
芸術なんてたかがそんなもの。
そんなもの。

ある意味、守られた中でどうにか飼われているペットみたいなもの。
それを逸脱しては存在も出来ないし、してはいけない。
とても危険な存在であるとも言える。

なめんな、芸術を。

Moment notice 10/31(月)は銀座でライブ

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10/31(月)は銀座Deepに集合です。
Duoでたっぷり演奏させていただきます。
ここThe Deepで出演の機会があると、演奏動画をBlogにアップするという一連の流れは恒例にしていこうと思っているんです。
今回はソプラノで演奏したこの曲です。

 


'16 10/31(月) Duo live@銀座 The Deep


ジャズ好きの皆さんにはお馴染みの曲、ジョン・コルトレーンのMoment notice。
名曲Giant stepsの3年前に作られ、実験的に3トニック(Giant stepsで完成した音楽理論)を使っているとも言われるこの曲です。
とても難曲なのですが、僕の中ではこの時期のコルトレーンの作品としてはとてもポップだなと感じます。
皆さん是非、ライブで聞きに来て下さい。
お待ちしています。

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