もちろん世間はアメリカ大統領の話題で持ちきり。
僕も激しく関心あるけど、今回はこれ。
matome.naver.j
先日の東京デザインウィークでの木製ジャングルジム型作品での死亡事故。
5歳児を持つ身としては、このニュース恐ろしすぎます。
自分も同じ状況なら子供を遊ばせていた。
木くずで装飾された木製ジャングルジムはLEDでライトアップされるはずのところを白熱電球が使われていた。
当たり前だが、それでは発火は免れない。
ジャングルジムは構造上、中で遊べば逃げにくい。
子供は大変な苦痛の中、命を落としたんでしょう。
許せない。
ほんとに許せない。
でも今回の視点はあえてそこではありません。
芸術というものの無力を感じたのです。
どんなに優れたデザインでも、人の命を奪った瞬間その価値は永遠に失われる。
ハッキリ言って、今回のこの作品がそんなに優れたデザインなのかは怪しい。
パクリなんて噂もあるくらいだし…
その上、子供の命が失われている。
芸術なんて言葉はほんとにおくびにも出して欲しくない。
自由な表現とかそういう言葉も完全NG。
僕は曲がりなりにも芸術を志す者です。
でもこうなってしまっては、何が芸術だと。
芸術とは、どんな形であれ、美しさを追求するものなんだろうと思います。
美しさってなんだろう。
答えを求めて、命がけで追求する人もいます。
でもその作品で、人の命を奪う結果になったとしたらそれはゼロです。
責任はどうやって取るのか。
取れっこない。
たとえ死んで詫ても、遺族は浮かばれない。
表現の名のもとであれば、ほとんどなんでもできるのが民主主義の大切な所。
でもね、失われた生命はもう戻らない。
芸術なんてたかがそんなもの。
そんなもの。
ある意味、守られた中でどうにか飼われているペットみたいなもの。
それを逸脱しては存在も出来ないし、してはいけない。
とても危険な存在であるとも言える。
なめんな、芸術を。